Clear Collaboration
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chatgptで画像
// 正直全然違う。対面である必要は全くないし、むしろ対面無しでも仕事できる手法としてつくったのだがー。。。sta.icon
クリアを目指すためのコラボレーション手法
クリアにすれば、クリアされていく。
略語
cc
Clear Collaborationの略
a
✅ざっとまとめたかな?
最初にサマリーも欲しい
生成AIでつくってもいいかも
✅/workware に転記
コンセプト
基礎概念
クリア
二つの意味がある
1 クリアにする。明らかにする。見えるようにする。
2 クリアする。取り除く、攻略する、解決する(と決める)
「決める」とは
ccでは何をクリアするかを決めるところまでやる
実際にクリアするための作業(仕事の完遂)は含まれていない
ただし当事者や役割を決めるなど「スマートに始められるように」「進行が妨げられないように」しておく準備はする
コラボレーション
書くことをベースに非同期で議論すること
非同期のみで完結するポテンシャルを目指している
ブースター
実際に行動を始める(プロジェクトにする)人やチームのためのインプットのこと
これを知っていると初動や行動が加速する
ccはブースターを準備するもの、ということができる
トピックとは話題の意であり、トピック指向とは1トピック 1ページで情報を書くこと
ccではトピック指向に対応したシステムを使って、トピック単位で議論を進めていく
やり方
ccを行う場
1 トピック指向に対応したシステムを用意する
ページ単位をサポートした複数人共同編集可能なものがよい。例: Scrapbox
2 1にて、ワークスペースを一つつくり、メンバーを招待する
メンバーは全員が読み書き権限を持っており、自由に読み書きできる
ccでやりとりするトピックについて
トピックには3つの状態がある
1: ページをつくった段階ではTalkになる
誰もが自由に情報を書き込んだり、議論したりできる段階
書き込みや反応は強制せず、スルーしてもよい
2: クリアしたいと思ったTalkトピックは、Targetトピックに昇格できる
当事者になりたい人が「当事者になります」と志願することで行う
1人でも当事者が生まれたTalkトピックはTargetトピックになる
複数人が志願してもいい
役割
当事者
このトピックの方向性を主導したり、トピックの中身を整備・整理したりする決定権と裁量を持つ
決める人達
当事者以外の者
「助言者」であり、決定権や裁量はない(助言含むコメントはできる)
情報集めや議論は引き続き行う
特に「クリアにする」ことを重視する
明らかになってないことは何か、言語化できてないことは何か、足りない情報はなにか etc
仮説でも良い
3: Targetトピックのうち、行動すると決めたものはTaskトピックに昇格できる
以下を決めるということ
1 期待することと行動。具体的に何を行うか・試すか
2 期限と報告。1の中間報告や結果報告をいつ行うか
3 報告の仕方。2をフォローするイベントと役割(催促者)
当事者が決める
Q&A
Q: ブースター=トピック、という理解で良い?
Ans: 良い
一般的にはTalkよりもTarget、TargetよりもTaskの方がブースターとしての価値は高い
ワークスペースはブースターのプールであり、組織の源泉である(そうなることを目指す)と言っても良い
Q: Taskトピックを整備したあと、実際に行動するところはどうやるの?
Ans: ccでは規定していません
普段、3Tトピックをどのように育てていくか
非同期的に行う
以下はしない
会議体を開催すること
タスクとしてアサインすること
プロジェクトマネジメント
これこれについて明日までに書いてください、などの催促(チャットでメンション飛ばすなど)
逆説的に以下が必要
1日1時間以上の、システムを自由に読み書きできる余裕
非同期的に書き込みを行えるリテラシー
継続的に読み書きを行えるだけの自立性
後述の役割を分担すれば上手く機能しやすい
役割
当事者と助言者
トピックには当事者と助言者が存在する
当事者は、そのトピックを推進すると志願した者。決定権や裁量を持つ
助言者は、当事者以外の者。助言含むコメントはできるが、決定権や裁量はない
音声者
テキストコミュニケーションが苦手な者は、自分が喋った内容を文字起こししたものを共有してもよい
このような者を音声者という
催促者
不完全燃焼トピックに気づきやすくするためのフォローを行う者
返信が途絶えているトピック、皆の反応が欲しいが悪いトピック、特に重要なTargetトピックやTaskトピックなのに反応や進展が芳しくないもの etc
更新を行うことで「ageたり」、動線ページにリンクを張って皆が辿れるようにしたりする
ccではメンションは非推奨だが、Taskトピックのフォローを行う場合はこの限りではない
ブレスター、アペンダー、サマライザー、ディスティラー
色んな情報を書いて発散に貢献する者をブレスター(Braster)という
すでに存在する情報を肉付けする者をアペンダー(Appeder)という
発散した情報を整理・要約する者をサマライザー(Summerizer)という
発散、整理、要約された情報から本質や結論(暫定仮説含む)を導く者をディスティラー(Distiller)という
---
これらの役割には適性があるため、各自自分に合った役割を意識して過ごすとよい
Q: ブレスターとアペンダーの違いは?
ブレスターは脱線したり一見すると関係のないことも積極的に書く、名前はブレストにerがつけている
アペンダーは、ある情報に関する補足や感想や反論などを書く
Q: サマライザーとディスティラーの違いは?
サマライザーは、出ている情報を忠実にまとめるイメージ
ディスティラーは、出ている情報も「ヒントの一つ」でしかないというスタンスのもと、大胆に本質を導くイメージ
意思決定者
ワークスペース内に存在する強い意思決定権を持つ者で、いざというときの舵取りを行う者
一般的には上位の役職者が就く
緊急時や組織における重要事項の議論時などに適宜リードすることを想定
トピックの当事者をみだりに妨害してはならない
助言は可
TIPS
あると便利なトピック
動線トピック
動線とは一日に何回も通る場所を指す
特に日付名のページをつくり、ここにメンバー全員が日記を書き込む(分報を1ページに集めているイメージ)ようにするのが良い
たとえば今日が2024/05/06なら「2024/05/06ページ」が存在する
自己紹介トピック
自己開示は心理的安全性の第一歩
偏愛マップではないが、好きなことをたくさん書くのも良い ストレングスファインダーやMBTIなど、自分の資質を示す情報もあるといい
レポートトピック
社内外含むイベントに参加したあと、その内容を軽くでもいいのでレポートする
ここからトピックが弾むこともあるし、メンバーの存在感も感じられてるのでメンタルが健全になるし、何より非同期ばかりで折れがちなメンバーの支えになる
さらにいうと、ccは別に同期的な活動を禁止しているわけではない。イベントも会議も雑談も好きにすればいい。ただ、ccとしては、あくまでも非同期的にテキストを書いて育てていく世界観でやるという話
だからccに対して同期的な活動を合流させる場合、「その活動のレポートをトピックとして書き込む」となる
雑談トピック
TargetやTaskになりようがない、雑談的なトピック
Scrapbox界隈では「ハモ」ページのたとえが使われる
ハモはおそらく仕事には何の関係もないが、別にハモについて語ったり雑談したりするページがあっても良いという話
投票トピック
たとえば「使っているスマホ」ページを書いて、各メンバーは自分が使っているものに投票する
選択肢がなければ自分で追加する
雑談トピックの一種と言えるが、反応をぶらさげるだけなのでやりやすい
あると便利なコンテンツやテクニック
あるトピックについて、現状と結果を端的にまとめたもの
当事者と助言者以外の第三者でも理解できるようにする
検討残骸とサマリー駆動
やり取りが続いたトピックは長大となり、後で読み返しづらいため、以下のようにする
1 ここまでの要約をつくる
2 1の際、要約の対象となった情報群は隔離する
続きの検討は、要約をベースにして行えばよい
要は要所要所でサマリーをはさむスタイルであり、これをサマリー駆動という
また、サマリーをつくるときに隔離した情報群を検討残骸という
2024年現在では、生成AIを使えばサマリー作成の自動化もできるかもしれない
トミボマとは邪魔者四銃士であり、洗い出しておくと何かと重宝するもの
トイル(外せない退屈作業)、ミアシェル(形骸化)、ボトルネック、マインドカッター(割り込み)
トピックに対するトミボマもあれば、組織に対するトミボマ、また組織が利用している一部の仕組みや取り組みに対するトミボマなども存在する
これらはすべてトピックとして明示的に捉えるのが良い
ccはまさに、そうして取り上げて情報と議論を行うことで「クリアにし、クリアしていく」ものである
当事者キャパシティ
メンバーは当事者になることでTargetトピックを抱えているが、無限に抱えられるものではない
Targetを何個抱えられるか、という能力をキャパシティという
メンバーごとにキャパシティを設定し、それを超えないようにすると良い
キャパシティを越えてTargetを持ちたい場合は、すでに持っている何かを捨てる必要がある
ccは認知資源との戦いでもあるので、キャパシティは多すぎない方が良い
ともするとキャパシティ1もありえる
ccの思想
マスター(原本)は頭の中ではなくトピック
探索メンタルモデル
計画つくったり、タスクつくってアサインしたり、進捗定例会議を設定したりといったことをしない
アサインしない、ボールを持たない持たせない、合意は取らない(各自勝手に書く)、締切を設定しない
Explicit Writing
明示的に書く
思いついたことも、反応も、状況も。限界も、特性も、好き嫌いも、思考過程も。
適性、興味、好き嫌い、面白さといった形で納得感を持って取り組みたい
ccではとにかく書いて「クリアにする(明らかにする)」ので、こういったことも明らかになっていく
1トピック 1ページで書く
ページ中の話題がとっ散らかった場合は、別ページをつくって1トピック 1ページを守りに行く
あるいは上述した検討残骸のように「~~に関する残骸」という形で1ページをつくって隔離してもいい